ついに!
この日がやってきてしまいました。
ぼーる丸、2019年4月1日を持ちまして
イラストレーターとして独立しました!
(エイプリルフールじゃないですよ!)
というわけで、
今回は私が転職を決めた理由について書いていきたいと思います。
転職を決めた理由について
5年ほど前に正社員という建前で、特定派遣(SES)のプログラマーとして就職しました。
特定派遣(SES)については、
元IT土方の供述を運営している漆うしるさんが詳しく解説されています。
プログラマーを目指している方に是非ご一読いただきたい内容です。
ただ、私が就職した会社は上記の記事で言われているほど過酷な環境ではなく、
どちらかというと、かなり良い方だったのではないかと思います。
派遣先が世界規模の某大手自動車部品メーカーだったので、
職場についてはその会社のプロパー社員と同じ水準の環境が与えられました。
そして派遣元の会社も、昇給もあり、資格手当もあり、ボーナスもあるという感じで
給料面に関しても、努力次第では上げられるような環境だったと思います。
上記については満足していたのですが、それ以外の部分で不満が出てきたのと、
自分の能力不足やミスマッチを感じ始めたため少しずつ退職を考えるようになりました。
求めていた会社と実際に就職した会社
私は最初、以下のような職場を求め就職活動をしていました。
※ちなみにIT系の専門学校卒です。
- 給料はそこそこで良い
- そこそこのボーナス支給あり
- 残業代は働いた分だけしっかり出る
- 有給休暇もそこそこ取れる
- プライベートの時間もそこそこ取れる
- そこそこやりがいのある仕事
- そこそこの人間関係
といった可もなく不可も無いような、
どれをとってもそこそこと言えるような職場を探していました。
(今思うとこれもかなり贅沢ですね…)
で、実際に就職できた会社はコチラ。
- 給料は高卒クラス
- ボーナス支給は年に一回(三ヶ月分の給与)
- 残業代は月の合計勤務時間180h以上から
- 有給休暇は月の合計勤務時間が160h以下のときにしか機能しない
- 強制的に休日出勤や残業が入る日があり、残業多めを強要されることもある
- サポート停止が決まっている技術で開発されたシステムの保守
- 職場はそこそこの人間関係だったが、社長の性格に難あり
というような…
こうやって書いてみるとどれをとってもイマイチと言えるような職場で
自分を騙しつつ働いていました。
個人的な理由
ここからは個人的な理由になります。
上記だけならまだ耐えられたのですが、
以下のことに気が付きだしてから転職を考えるようになったわけです。
- 仕事内容に興味が持てず、仕事中別のことばかり考えてしまい集中できない
- 仕事内容が細かすぎて、ミス無くこなそうとすることによりストレスが溜まる
- 仕事から帰ってきても、趣味をする体力が残っていない
- プログラマーが思っていた仕事と違い、プログラミングへの興味を失った
- 社長のやり方がいちいちセコくて、それがモチベーションの低下に繋がった
- 実績により給与が上がる制度も、実際に残業時間と資格の取得基準
- 派遣先の単価を異様に上げ、単価が高くなったのにも関わらず給与は据え置き
ここに社長が出てくる理由ですが、
10人前後規模の中小企業だったので社長との距離が近かったからです。
ただ、社長の性格に難があることに気づき、
距離が近いことが逆にデメリットの一つになりつつありました。
上記により少しずつフラストレーションが溜まっていったのと、
Web上の活動だけでもお金が稼げることに気がついたことが後押しになり
最終的に退職届を提出する運びとなったわけです。
まあここまで読んでみて、
「自分の方がもっと酷い環境に居るが、全然耐えられている」
って思った方もいらっしゃるかもしれません。
噂を聞く限り、ガチのブラック企業はこれを遥かに上回る劣悪な環境なので、
それに比べたらこれでも全然マシな環境に居たんだと思います。
そのときまでは炎上案件などには当たりませんでしたし、
私も続けようと思えば続けられる状態ではありました。
夢への挑戦
ただ、自分は学生の頃から思い描いていた夢がありました。
「完全な在宅ワークで生きていきたい」
私は昔から引きこもり気質の人間だったため、
家の中だけで完結できるような仕事に憧れを持っていました。
そのため身につけたスキルも、
イラスト、プログラミング、動画編集、DTM、ライティングと
フリーランスでも活用できるようなものを選んでいます。
しかしプログラマーを続けているうちに、
「今の仕事を続けていても、在宅ワークへの道に進むことができない」
と感じるようになってきていました。
何故ならこのままこの仕事を続けていても、
自分には何も残らないような仕組みになっていたのですから。
つまり、自分がラットレースと言われるような状況に陥っていることに
そこでやっと気づいたのです。
ラットレース(英語:rat race)とは、働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のことである。
働いても、働いても、一向に資産が貯まらない様子が、回し車の中で、クルクル回っているネズミに似ていることから定義されていると、ロバート・キヨサキが自著「金持ち父さん 貧乏父さん」の中で語っている。
引用:ラットレース – Wikipedia
「何か自分にとっての資産を作っていきたい…」
そう考えていたときに巡り会えたのが、
ブログへの広告掲載による収益化です。
出会ったのは今日はヒトデ祭りだぞ!のヒトデさんのこの記事だったかな?
当時感銘を受けました。こういう生き方もあるんだなと。
自分は最終的にはイラストレーターとして食べていきたいとは思っていましたが、
常に仕事をいただけるような状況にまで持っていくことは難しいと感じていました。
そこで補助としてブログを運営することで、
仕事が無いときでも活動できるような仕組みが作れることに気が付きました。
その2本の柱で交互に仕事をすることにより、
フリーランスでもある程度の安定感を持たせることができるのではと考えました。
そして挑戦してみたところ毎月ブログだけで数万円ほど稼げるようになり、
「あれ、意外といけそう…?」
となったため辞めることを決意したわけです。
※念のために書いておきますが、悪いことをしてお金を稼いでいるわけではなく、
ブログで役立つ情報を発信することで広告から商品をご購入いただき収益を得ています。
いわゆる、Web版の営業職のような感じですね。
しかもブログ経由で集客することまででき、
ブログのお問い合わせから絵の仕事の依頼をいただいたことまであります。
初めて依頼を受けたとき思いました。
「夢を諦めなくても良いんだ…」と。
おわりに
まあだからと言って、フリーで食べていくのはそんなに甘くないと思います。
実際にフリーになったイラストレーターやデザイナーさんでも、
会社員に戻るという方が少なくないようなので…
正直ブログで稼ぐという働き方も、安定する方ではありません。
ブログはほとんどの集客を検索エンジンに頼っていて、
検索エンジンのアルゴリズムが変わっただけで収益が大幅に上下することがあります。
というようなある意味ギャンブルにも近い世界なので、向き不向きもあると思います。
ブログの収益が上がってきたらストックイラスト、電子書籍、Youtubeなどにも参入し、
できるだけ収入源を分散して安定化を図りたいと思います。
まずはまだまだ画力不足なので、イラストの練習をしつつブログの更新をしようかと!
(最初はイラストレーターというよりブロガー寄りになりますが致し方ない)
締切があるような仕事や依頼をたくさん受けると身体を壊しかねないので、
どちらかというとストック収益を育てる方向に重視したいと思います。
(感覚でいうとストック8:2依頼くらい)
そんな感じです!
ついでのご報告になりますが、
ぼーる丸の部屋も運営を始めて一周年。
ここまで来れたのも、
当ブログの読者の方やブロガー仲間の皆さんのおかげです。
その感謝だけはいつまでも忘れずにしていきたいですね。
いつも皆さんありがとうございます!
というわけで、
これからはブログの更新頻度を上げてバリバリと頑張っていきたいと思います!

ぼーる丸
今後とも『ぼーる丸の部屋』をよろしくお願い致します!