『最高の絵と人生の描き方』という本を読了しましたのでレビューします!
こちらの書籍はアニメ私塾を運営されている、
元アニメ作画監督の室井康雄先生が執筆された本になります。
ちなみにぼーる丸はこの記事の執筆時点ではアニメ私塾生ではないので、
できるだけフラットな目線でのレビューを心がけたいと思います!
目次
著者の室井康雄先生について
作画@wikiから引用させていただきますが、
室井康雄先生はものすごい経歴の持ち主です。
福島県南会津町出身。中央大学卒業後ジブリ入社。
引用:室井康雄 – 作画@wiki
ジブリを動画で退社し、原画マンとしてぴえろ、ゴンゾなどの作品を経て、
『電脳コイル』の中盤にほぼ毎回参加するという活躍を見せる。
ジブリへの入社経験や、多くの有名なアニメ作品の原画を担当しています!
そんな第一線で活躍されてきた室井康雄先生が、
絵の上達法やプロになるため、続けるために意識してきたことなどのノウハウを
惜しむことなく詰め込まれた本が『最高の絵と人生の描き方』になります!
本の構成

本の構成は、基本的に見開きの2ページで一つのテーマが完結する形になっています。
それぞれ簡潔にまとめられていてとても読みやすいですし、
この構成のおかげで辞書のように興味のあるテーマだけ読むこともできます。
そして重要な部分は太文字や蛍光ペンで強調されています。
左のページにはアニメ私塾生のイラストを室井康雄先生が添削した画像が載っています。
この添削画像もとても参考になり、いくつか新たな発見をすることもできました。

左ページはたまに図解になったりなど、
テーマによってはよりわかりやすくするための補足が入ることもあります。

章の終わりにQ&Aが掲載されており、
プロを目指している方々に向けたアンサーが記されています。
こんな感じでかなり読みやすい構成となっているので、
途中で挫折することなく最後まで読み切れるはずです!
本を読んだ感想
ぼーる丸は絵を描き始めてかれこれ10年を超えるほどになりますが、
著者の圧倒的な経歴とノウハウを見て「自分もまだまだだな」と思わされました。
ここまで具体的な上達法や成功法則をイラスト系の本で見たことないですし、
ビジネス書として読んでも違和感の無いくらい実用的な内容が書かれています。
ぼーる丸も今後どういう練習法で伸ばしていこうか悩んでいましたが、
この本を読んだだけでも今後の方向性を修正できそうなビジョンが見えました。
そのため初心者がこの本を読んだら、
間違いなく読まなかった人よりも一歩先を進めると思います。
この本は「こうしろ、ああしろ」などと言ったりする説法というよりは、
固定観念を破るための本という印象を受けました。
絵で伸び悩む人の中には無意識的な思い込みを抱えている人も居ると思いますが、
そういう方にこそ読んでいただきたい一冊です。
より詳しく知りたい場合は宣伝動画を観よう!
『最高の絵と人生の描き方』の内容についてより詳しく知りたい場合は、
Youtubeにアップされている動画を観ていただければと思います!
室井康雄先生のYoutubeチャンネルにて、目次と一章の概要だけ公開されています。
また、アニメ私塾生のたろバウム先生もこの本のレビュー動画を投稿しています。
是非参考にしてみてください!
おわりに

久々に素晴らしい本と巡り合うことができたと感じました。
私も自分なりの哲学を持っていてこのブログにも書きましたが、
比べるのもおこがましいくらいに上位互換な内容の本でした。
(草野球選手と元メジャーリーガーくらいの差があるので当然ですね)
良くも悪くもアニメーターの現実を教えてくれる本であり、
アニメーター以外のクリエイターの方にも是非読んでいただきたい一冊です。
この本で得た知識は必ず血肉となり、近い将来に役立つこととなるでしょう。

ぼーる丸
初心者だけでなく、中級者以降の人でも勉強になる本だと思います!