今回はなんと!あのHUION様から、
ペンタブレット『HUION Inspiroy Dial Q620M』をご提供いただきました!
というわけで商品が到着したので早速レビューしたいと思います!
ちなみにぼーる丸は今まで様々なペンタブをレビューしてきておりますので、
他社製品と比べてどんなところがポイントなのかについても書いていきたいと思います!
目次
HUION Inspiroy Dial Q620Mの特徴
『HUION Inspiroy Dial Q620M』のスペックは以下の通りです。
読み取り方式 | 電磁誘導方式 |
ショートカットキー | 8つのショートカット+ダイヤルコントローラー |
外形寸法 | 375.5 × 220.4 × 8mm |
入力範囲(PCモード) | 266.7 x 166.7mm(10.5 x 6.56inch) |
入力範囲(Androidモード) | 166.7 x 104.2mm |
本体重さ | 666g |
筆圧レベル | 8192Levels |
読取分解能 | 5080LPI |
読取速度 | 266PPS |
傾き検出レベル | ±60° |
読取精度 | ±0.3mm |
読取可能高さ | 10mm |
ワイヤレス接続 | USB 2.4G |
電池容量 | 1100mAh |
充電時間 | 2時間以内 |
連続稼働時間 | 約20時間 |
接続 | USB-C(※変換ケーブルあり) |
スマホに接続 | 可能(※Android) |
対応システム | Windows 7以降、macOS 10.12以降、Android 6.0以降 |
特に特筆したい点としては、
ペンタブにダイヤルコントローラーが付いているのとAndroidに接続可能なところですね。
ダイヤルコントローラー

ダイヤルコントローラーは回転して使うことができる機能です。
例えばダイヤルコントローラーにペイントソフトのショートカットを設定しておくと、
キャンバスやペンサイズの拡大縮小などが直感的にできるようになります!
立体タイプのダイヤルコントローラーがついているペンタブはあまりないので、
タッチホイールがちょっと苦手だと感じている人には良いかもしれません!
Androidへのワイヤレス接続も可能

そしてなんとこのペンタブ、Android接続にも対応しています!
しかも付属のワイヤレスレシーバーと変換アダプタを組み合わせることにより、
ワイヤレスでAndroidに接続することもできます!
つまりスマホとペンタブさえあれば、
いつでもどこでも絵が描けてしまうというわけです!
※ソフトは『ibisPaint』を使用しています。
箱の開封レビュー
それではさっそく箱の開封レビューをやっていきましょう!
箱の外観

箱はこんな感じです!
シンプルかつインパクトのあるデザインですね~
箱だけ見ても、「必要な機能だけを搭載した」という意気込みを感じます。
製品構成


製品構成は以下の通りです。
- Q620M ペンタブ本体
- ワイヤレスレシーバー
- ペンスタンドPH05(替芯10本付属)
- Huion PW 500ペン
- USB-Cケーブル
- 変換アダプタ×2
- クイックスタートガイド
- ペンタブ用2本指グローブ
それでは、一つずつ見ていきましょう!
Q620M ペンタブ本体

ペンタブ本体も洗練されたデザインとなっています。
ダイヤルコントローラー+8個のショートカットキー、
そして入力範囲は「266.7mm×166.7mm」という広さです。
入力範囲は私が普段使っているメーカー製ペンタブの
MサイズとLサイズの間くらいの大きさなので、かなり広範囲ですね!
ワイヤレスレシーバー

無線接続したいときに使用するワイヤレスレシーバーです!
USBポートを一つ消費してしまうのが少し残念ですが、
これのおかげでAndroidデバイスでもワイヤレス接続が可能となります!
ペンスタンドPH05

ぷにっとしたデザインがかわいいペンスタンドです!
実はこのペンスタンドは替芯入れにもなっていて、
なんと10本も替え芯が入っているのです!

ちなみに真ん中に入っているピンセットで、
ペンの芯を抜くことができます。

Huion PW 500ペン

ペンタブでの描きやすさの肝となるのが、ペンタブ用のペンです!
『Huion PW 500ペン』という、
特定のHUION製ペンタブで使用できるペンのようですね。
今機種のペンはとても軽くて、
ゴムのおかげで持ちやすい構造になっています!
ちなみにペンには2つのボタンも付いています。

USB-Cケーブル

ペンタブとPCを繋ぐのがこのUSB-Cケーブルです!
ワイヤレスレシーバーでワイヤレス接続を行うとき以外は、
このUSB-Cケーブルで有線接続と充電をすることができます。
変換アダプタ×2

Androidのスマートフォンに繋げるようになる変換アダプタです。
USBからUSB Type-CとMicro USBへの変換が可能です。
ワイヤレスレシーバーとこの変換アダプタを組み合わせることで、
スマホへのワイヤレス接続が可能になります!
クイックスタートガイド

HUIONタブレットが初めての人でもご安心!
説明書として、クイックスタートガイドが付属しています!
クイックスタートガイドは様々な言語で翻訳されており、
日本語の説明文のページも中に記載されています!
ペンタブ用2本指グローブ

そして、おまけにペンタブ用2本指グローブまで付いてきます!
このグローブをはめることで、
ペンを動かすときに滑りが良くなったり汚れ対策をすることができます!
ソフトウェアについて
ソフトウェア方面についても軽くご紹介します。
事前に公式ホームページからQ620Mのドライバをダウンロードしてください。
上記ページ右上の『ダウンロード』をクリックし、
OSに合ったドライバをダウンロードしてインストールしてください。


ショートカットキー

ショートカットキーはダイヤルコントローラーを含め、
9つ設定することができます。
使用しているペイントソフトに合わせてキーを設定してみましょう!
真ん中の文字が表示されている箇所をクリックすると設定画面が開きます。

見たところ割と複雑な設定もできるみたいですね!
設定の変更ができたら、『確認』を押して設定を保存しましょう。
ペン

ペンに付いているボタンのキー設定や筆圧感度を設定することができます。
筆圧については右上の『筆圧感度設定』の真ん中にある
緑色の四角■をドラッグして調整します。
すぐ下にある『圧力テスト』で試し描きできるので、
好みの筆圧になるまで調整してみましょう。

作業領域

作業領域を設定することができる画面です。
こちらについては必ず『画面比率』ボタンをクリックして、
ペンタブの作業領域と画面の比率を合わせておくことをおすすめします。

詳細情報

詳細情報ではバージョンナンバーを確認できたり、
設定のエクスポート・インポートやデフォルト設定に戻すことができます。
製品構成を一通り見た感想

製品構成を一通り見たところ、「一つ一つが洗練されている」と感じました!
恐らく改良を重ねてきたからなんでしょうかね?
どれもよく考えられて作られていて、使っていてその意図が伝わってきました。
私は普段他社製品を使っていますが、
「HUIONさんやるなぁ!流石人気メーカーなだけのことはある!」
と言えるような完成度だと思いました。
Q620Mをおすすめする理由
『HUION Inspiroy Dial Q620M』には素晴らしいポイントがたくさんあります!
個人的にはペンタブとしては100点に近い商品なのでは?と思いました!
まず使っていて、特にペンの完成度が高いと感じました。
個人的にはペンタブを構成する中でもペンが特に重要だと思っていて、
ペンが悪いだけで書く気が無くなってしまいます。
しかしQ620M付属の『Huion PW 500ペン』ではそれがありませんでした!
主に気づいたポイントは以下の通りです。
- ペンが軽い(普段使っている他社製のペンよりも1g軽い)
- 長時間持っていても指が痛くならない
- 転がりにくい構造になっている
上記に関しては他社製のペンタブよりも優れていると思います!
ペンが軽い

初めて触ってみた印象としては予想以上に「ペンが軽いな」と感じました!
最近では当たり前になりつつありますが、
ペンに電池を入れる必要が無いのでその分軽い構造になっています。
(もちろん充電も必要ありません)
そして「これはもしや…」と思い、
クッキングスケール(皿はかり)でペンの重さを量ってみると…
他社製ペン:15g
HUION製ペン: 14g
なんと、普段使っているペンよりも軽かったのです!
長時間持っていても指が痛くならない

『Huion PW 500ペン』でしばらく絵を描いてみましたが、
長時間描き続けていても指が痛くなりませんでした。
これもかなり重要で、
実は一部のペンタブでは使っていて指が痛くなるようなペンがあります。
指が痛くなるペンだと長時間描き続けられないので、
次第にそのペンタブは使わなくなってきます。
しかし『Huion PW 500ペン』は指が当たるところがゴムになっていて、
長時間持っていても指が痛くならないような構造になっています!
転がりにくい構造になっている

もう一つ気に入った点は、ペンが転がりづらい構造になっているところですね。
写真だと少しわかりづらいかもしれませんが、
ペンの先端が平べったくなっています。
なのでペンをとっさに横へ置いたときでも、
コロコロ転がらずに途中でピタッと止まります!
実は私が普段使っているペンタブのペンだと、
勢いが収まるまでコロコロ転がっていきますw
これも些細な部分ですが、よく考えられているなと思いました!
その他の良いところ
まだまだ良いところはたくさんあるのですが、
尺が長くなりすぎそうなので箇条書きで書かせていただきます!
- 高スペックなのにお値段が安い
- ダイヤルコントローラーとショートカットキーが使いやすい
- ペンタブ本体も軽い
- デザインも工夫されていてカッコいい
- 入力範囲が広いので大きいモニターでもギャップを感じない
- 満タンまで充電すると長時間ワイヤレス接続できる
- Androidにワイヤレス接続できる
- ワイヤレス接続でも遅延を感じない
- 変換アダプタが2種類あるのはとても助かる
- 手袋が付属しているのもちょっと嬉しい

ぼーる丸
本当に隙のないスペックなので、
メイン機としてもおすすめです!
実際の描き心地や使い心地について
描き心地については、
描き味自体は悪くないのですが普段使っているペンタブとは描き心地が少し違ったので、
他のペンタブから移行する際に多少の違和感は感じるかなと思いました。
ここだけはメーカーが違うとしょうがないとは思うのですが、
ペン先の沈み方が少し違います。
その影響か、描いたときの線の強弱などの質が変わってきます。
ただ、この点についてはどうしても好みの部分なので、
実際に使ってみて判断していただくのが一番良いのかもしれませんね!
また、HUIONのソフトウェアに『筆圧感度設定』もあるので、
設定を変更して自分好みの筆圧にすることもできますよ!
私も筆圧を設定してみましたが、
かなり好みの描き心地に近づけることができました。
使い心地に関しては、
一つ一つ洗練された作りになっているので特にストレスは感じませんでした!

ぼーる丸
質が悪いと感じる部分は特に無く、高品質だと感じました!
どんな人にオススメ?

このペンタブは機能がバランス良く詰め込まれている優等生タイプの機種なので、
初心者からプロまで万人にオススメできるペンタブだと感じました!
今使っているペンタブがもし壊れたら、
『HUION Inspiroy Dial Q620M』に買い替えちゃっても良いくらいだと思います。
私も普段は他社製の最高スペックのペンタブを使っていますが、
それと比べても全然悪く感じないどころか一部の機能については勝っていますからね!
「機能が優れているのはわかりました!でも、お高いんでしょう…?」
と思ったそこのあなた!これがめちゃくちゃ安いんですよ!
なんとこれが通常価格税込み13,800円!
恐らく学生さんでもお小遣いを貯めれば手が届く値段ではないでしょうか!
しかもAndroidのスマホさえ持っていれば、PCやタブレットも必要ありません!
というわけで、
お金はあまり持ってないけど高スペックなペンタブが欲しいという方にもオススメです!
ちなみに私が普段使っているペンタブは4万円台です。(戦闘力53万並の感想)
でもそんなペンタブに対抗できちゃうペンタブが1万円で手に入るって、
すごくないですか…?
というわけで、以上!『HUION Inspiroy Dial Q620M』のレビューでした!
以下のリンクから購入することができますので、是非ご検討ください!

ぼーる丸
1年早くこのペンタブに出会えたら、安く済んだのになぁ~