「クリスタで絵を描くとき、ツールを切り替えるのが面倒くさいなぁ…」
もしあなたがそう感じているのでしたら、
左手デバイス『CLIP STUDIO TABMATE』がおすすめです!
私もCLIP STUDIO TABMATEを購入してから数ヶ月経ちました!
我が家でも期待以上に活躍しているので、レビューしていきたいと思います!
目次
左手デバイス『CLIP STUDIO TABMATE』とは?
あの有名なペイントソフト『CLIP STUDIO PAINT PRO』を販売している、
『株式会社セルシス』の左手デバイスですね!
イラストを描いていると頻繁にツールを切り替えるので、
左手だけで瞬時にツールを切り替えられる左手デバイスがあると便利です!

ぼーる丸
冗談抜きに左手だけ百人力になるぞ!
旧型の『TAB-MATE CONTROLLER』よりも使いやすい!
実は、セルシスの左手デバイスはこれで2作目なんですよ!
以前は『TAB-MATE CONTROLLER』という左手デバイスを販売していました。
私も購入したのですが、
使い勝手がイマイチだったのですぐに使うのをやめてしまいました…
- 有線なので場合によっては体勢に制限が出る
- 一般的な左手デバイスに比べボタンの数が少ない
- ボタンの配置がちょっと押しづらい(個人の感覚によるかも)
特にボタンの数が少ないのは致命的でした。
他社の左手デバイスはボタンの数が多いんですよ。
人気左手デバイス『Razer Orbweaver Chroma』は
「20個のキーを含む合計30個のカスタマイズ可能なボタン」
と謳っています。
それに対して、
旧型の『TAB-MATE CONTROLLER』はボタン6個とコントロールスティック1個!
使っていると明らかにボタンが足りないことがわかりました。
しかし!
新型の『CLIP STUDIO TABMATE』は、
ボタン12個とホイール1個に加えソフトウェアの改善でその弱点を解決されています!

ぼーる丸
ユーザーの要望をしっかり汲み取っていて好感が持てる!
見た目はこんな感じ
申し訳程度ですが、
『CLIP STUDIO TABMATE』の写真も乗せておきます!
大きさ的にはスマホよりも一回り小さい感じですね!
前面
前面には10個のボタンとホイールが付いています!

背面
背面にはボタンが一つ付いています!

前方
前方には2つのボタンが付いています!

CLIP STUDIO TABMATEのここがすごい!
製品の特徴については公式販売ページを参照していただければわかると思うので、
ぼーる丸が使っていて「ここがすごい!」と思った機能をご紹介致します!
- 無線なので様々な体勢で使える
- 無線なので置き場所に困らない
- CLIP STUDIO PAINTから200種類以上の操作を設定できる
無線なので様々な体勢で使える
無線になったことで様々な体勢で使えるようになった点が大きいですね!
キーボード操作って、
左手を上げるので意外と肩が凝るんですよ。
しかし、無線で使える『CLIP STUDIO TABMATE』なら、
腕を下にぶらんと落としても操作することができます!
アンドゥ(Ctrl+Z ※操作を一つ戻す)の押し過ぎで左肩が石のように凝っている
私もこれにはニッコリです!
また、環境にもよると思いますが、
左手デバイスを使うために姿勢を崩さなくてもいいのもGood!

ぼーる丸
ここは他の製品と比べてもアドバンテージがあるね!
無線なので置き場所に困らない
これは使い始めてから気が付いたのですが、
無線になったことで置き場所に困らないのがとても助かっています!
通常の左手デバイスではどこかしらに置かないといけないのですが、
テーブルが狭い方にとっては左手デバイスの置き場所には結構困りますよね。
『CLIP STUDIO TABMATE』はコードレスなので、
置こうと思えばどこにでも置けます!
最悪、置く場所すら無ければ
手のひらサイズなのでポケットにも入りますからね!

ぼーる丸
コードレスなので、コードでごちゃごちゃしないのもイイネ!
CLIP STUDIO PAINTから200種類以上の操作を設定できる
これも旧型に比べ、大幅に対応できる操作が増えました!
旧型では用意された64種類までしか操作が設定できなかったのですが、
『CLIP STUDIO TABMATE』では200種類以上の操作が設定できるとのこと!
旧型では設定できなかった
「オートアクション」なども設定できるようになったのはでかいですね!
オートアクションを知らないなら、以下の記事を参考にしてください!
旧型では対応している操作が少なかったため、
『JoyToyKey』などの外部ソフトでカバーする必要があったのですが、
そうする必要性も少なくなったというわけです!

ぼーる丸
面倒な操作も左手だけで完結できるようになったのはすごい!
CLIP STUDIO TABMATEのここがダメ!
ここからはデメリットのターンです。
ぼーる丸が「ちょっと不便だな~」と思った部分もご紹介します。
まあまあ、対策案も一緒に書くので心配しなさんな!
- 無線なので単3電池の用意が必要
- 標準ではボタンの設定はクリスタでしか設定できない
- 持つ必要があるため左手が塞がってしまう
無線なので単3電池の用意が必要
『CLIP STUDIO TABMATE』は単3電池で動きます!
欲を言うと、
「USBケーブルに繋いで充電できたらな~」
と思ったのですが、コスト面などで難しかったのでしょうね。
そのため、電池を用意する必要があります。
頻繁に入れ替えるようでしたら、充電式電池がおすすめですよ!
(個人的にはパナソニックのエネループを推します)

ぼーる丸
電池が入る分、重くなるのも残念!
標準ではボタンの設定はクリスタでしか設定できない
『CLIP STUDIO TABMATE』はクリスタ特化の左手デバイスのため、
クリスタ上で設定ができる代わりに、
他社ソフトの設定には標準では対応していません。
そのため外部ソフトで『CLIP STUDIO TABMATE』を使用したい場合は、
『JoyToKey』などで設定しましょう!
『JoyToKey』はシェアウェア(税・手数料込み720円)ですが、
無料でダウンロード・試用可能で無制限で使えるので是非お試しください!
ちなみにクリスタとJoyToyKeyの設定がどちらも有効になっていた場合、
JoyToyKeyの方が優先されます。
その場合はクリスタを起動するたびにJoyToyKeyの設定を一旦切るか、
クリスタ側の設定を全部無効化しましょう!

ぼーる丸
クリスタだけ使う人にとっては最高のデバイスになるだろう!
持つ必要があるため左手が塞がってしまう
これは旧型から言われていた最大の欠点ですが、
『CLIP STUDIO TABMATE』を持つことによって左手が塞がってしまうんですよね…
キーボード操作をするためには、
一旦TABMATEを置くという手順を挟む必要があります。
これは結構なテンポロスになりますよね。
完璧な解決案ではありませんが、
「できるだけキーボードに手を戻さなくても良いような設定をする」
これに限りますね。
どうしてもこれが許容できない場合は、
少しお値段高くなってしまいますが『Razer Orbweaver Chroma』などの
キーボード型左手デバイスをおすすめします。

ぼーる丸
後はポケモンのカイリキーになるか、
ボタン担当の助手を雇うか…
ぼーる丸式CLIP STUDIO TABMATE設定
それでは、ぼーる丸式『CLIP STUDIO TABMATE』設定を公開します!

ぼーる丸は厚塗り大好きひよこなので、厚塗り特化の設定です。
簡単に解説すると、
ホイールとA~Dボタンは使いやすいので
よく使用する操作を設定しています。
下の方向パッドはあまり使わないので、
私はとりあえずブラシの切り替えに使っていますね。
設定に標準では入っていないブラシ素材などが混ざっているので、
それだけ紹介しますね!
Cボタン:投げなわ消しゴム
投げ縄で消せる便利な消しゴムです。
トリガーボタン:ぐりぐり水彩ぼかし
水彩風にぼかせるぼかしブラシです。
方向パッド(上):めちゃくちゃ描きやすいやつVer1
めちゃくちゃ描きやすい主線用ペンです。
方向パッド(下):やわ肌ブラシ
肌に最適ななめらかな塗り用ブラシです。
方向パッド(右):SAI風厚塗りにじみペン
ザクザク厚塗りできるブラシです。
方向パッド(左):ベタ塗りペン
ベタ塗り用のペンです。
上記のブラシを使うとこんな感じになります
『CLIP STUDIO PAINT』によるブラシの高速切替を駆使して、
ゴリッゴリの厚塗りイラストが描けるのだ!


ぼーる丸
どれも最高です!素材の作者様に感謝!
お安く購入できるお店は?
普通に購入すると5,500円です。
ですが…
既に『CLIP STUDIO PAINT PRO』を所持している方は、
公式ショップの優待価格から3,500円で購入することができます!
まだ『CLIP STUDIO PAINT PRO』を所持していない方は、
Amazonなどから1,000円前後の割引で購入することも可能です!

ぼーる丸
ショップごとに値段が違うので、よく確認して購入しよう!
まとめ
以下に当てはまる人なら多分買っても損は無いと思います!
- まだ左手デバイスを持っていない
- 左手デバイスの置き場所がない
- クリスタをよく使う
- 左手デバイスが欲しいけど安く済ませたい
左手デバイスはほとんど10,000円前後で売られているので、
5,500円以下と半額に近い値段で手に入れられるのはコスパ高いと思います!
個人的な感想としては、
旧型よりもかなり改善されていて「やっと実用レベルになった」と感じました。
厚塗りみたいに高速でペンを切り替える描き方をするときに重宝しますね!
私も今後どんどん活用していこうと思います。

ぼーる丸
CLIP STUDIO TABMATEで効率を上げて描くスピード向上させよう!