今までアナログで描いていてデジタルイラストに移行したい方は、
液晶ペンタブレット(液タブ)をおすすめします!
最近は海外メーカーが安価な液晶ペンタブレットを販売しておりますが、
まだまだ『ワコム(Wacom)』の液晶タブレットには性能面では追いついていません!
というわけで今回は普段から液タブを使用している、
フリーイラストレーターのぼーる丸がおすすめするペンタブをご紹介致します!
目次
液晶ペンタブレット(液タブ)とは?
PCで絵を描く場合、以下の二種類のペンタブが候補に挙がります。
板タブ | 板型の読み取り機器に専用のペンで描き込んでPC上に描写する |
液タブ | 液晶ディスプレイに専用のペンで描き込んでPC上に描写する |
この記事ではワコムの液タブを中心にご紹介します。
安価なのは生産コストが安い板タブの方になりますが、
やはり直接画面に描き込める液タブの方が描きやすいです。
今までアナログで絵を描いていた方にとっても、
液タブの方がデジタルに移行しやすいと思います。
そして液タブはプロの漫画家やイラストレーターなど多くの方に利用されています!
初心者におすすめのエントリーモデル
Wacomの液タブは基本的にどれも高額なのですが、
お手頃価格のエントリーモデルもありますよ!
液タブを今まで使ったことが無い方は、
比較的安価な液タブから入ってみるのも良いと思います。

ぼーる丸
エントリーモデルは画面サイズが小さめですが、十分描けますよ!
Wacom Cintiq 16 FHD
表示サイズ | 15.6型 |
解像度 | フルHD (1920 x 1080ドット) |
液晶方式 | IPS方式 |
色域 | NTSC カバー率(CIE1931) 72%(標準値) sRGBカバー率(CIE1931) 96%(標準値) |
筆圧感知 | 8192段階 |
安価で高性能な液晶タブレットの決定版と言ったらこの機種になります。
何故なら色域以外はほぼ隙の無いスペックだからです!
必要最低限の機能だけ持たせて極限まで性能を上げた高コスパな液タブとなっています。
下手したら後ほど紹介するPro13やPro16よりも使いやすいと評判です。
「迷ったらこれ買っとけ」レベルの液タブなので是非ご検討ください。
Wacom Cintiq Pro 13
表示サイズ | 13.3型 |
解像度 | フルHD (1920 x 1080ドット) |
液晶方式 | IPS方式 |
色域 | Adobe RGBカバー率 約87% |
筆圧感知 | 8192段階 |
Wacom Cintiq Proシリーズの中では一番サイズの小さい機種になります。
そのため、膝の上などに置いて描くならこの機種がおすすめかもしれません。
サイズが小さいので視差も少なく、とても描きやすいといった評判が多いです。
(画面サイズが大きくなると視差も大きくなるようです)
中級者におすすめのミドルモデル
「割とがっつりとデジタルイラストを描きていきたい」
という方には、ミドルモデルの液タブをおすすめします。
小さすぎると描きづらかったり、大きすぎると場所を取ったりするので、
サイズ的にも中間のミドルモデルを選ぶのが無難だと思います。
あんまり大きすぎると机にも載せられないですからね…
そこそこ本格的なイラストを描きたい場合はミドルモデル以上を検討してみましょう!
Wacom Cintiq Pro 16
表示サイズ | 15.6型 |
解像度 | 4K(3840 x 2160ドット) |
液晶方式 | IPS方式 |
色域 | CIE1976 Adobe RGB カバー率90% CIE1976 Adobe RGB 面積比 94% CIE1931 Adobe RGB カバー率 85% CIE1931 Adobe RGB 面積比:94% |
筆圧感知 | 8192段階 |
先ほど紹介した『Wacom Cintiq 16 FHD』のPro版になります。
違いとしては解像度が4Kになり、色域が広くなっているところですね。
ただし、15.6型の4Kはドットピッチが小さすぎると思うので、
同じサイズを買うなら『Wacom Cintiq 16 FHD』をおすすめしたいところです。
※ドットピッチ…1インチあたりのドット数
(27型4Kモニターの『BenQ PD2700U』を利用していますがそれでも小さく感じます)
Wacom Cintiq 22 FHD
表示サイズ | 21.5型 |
解像度 | フルHD (1920 x 1080ドット) |
液晶方式 | IPS方式 |
色域 | Adobe RGBカバー率 72% |
筆圧感知 | 8192段階 |
『Wacom Cintiq 16 FHD』の21.5型版という、画面サイズが大きくなったモデルですね。
サイズ以外のスペックは全く同じです。
しかしこのサイズが出るなら、
『Wacom Cintiq 16 FHD』よりもこっちが欲しかったという方も居るくらいです。
画面サイズはやはり大きい方が描きやすいので、
追加でお金が出せてスペースも空いているのなら私もこちらをおすすめします。
上級者やプロにおすすめのハイグレードモデル
ここからは、プロもしくは大金をはたける人にしかおすすめできないモデルになります。
10年くらい使っていくつもりならこのクラスを買うのもアリかなというレベルで、
中途半端な気持ちなら買わない方が良いと思います。
道具が良いからといってクオリティが高い絵が描けるとは限らないので、
本当によく考えて購入を検討しましょう!
Wacom Cintiq Pro 24
表示サイズ | 23.6型 |
解像度 | 4K(3840 x 2160ドット) |
液晶方式 | IPS方式 |
色域 | Adobe RGBカバー率 99% |
筆圧感知 | 8192段階 |
4K解像度なら、これぐらいのサイズ以上からがおすすめです。
この辺りから値段が大幅に上がるので、財布との相談になりますね…
そして大きさ的にもある程度幅を取りますので、
スペースを確認してから購入するべきだと思います。
このサイズから色域がAdobe RGBカバー率 99%になるのがポイント高いですね。
Adobe RGB対応モデルなら印刷後に近い色域で画面を表示することができるため、
イラストを印刷する予定のある場合はこういったモデルが選択肢として入ってきます。
Wacom Cintiq Pro 32
表示サイズ | 31.5型 |
解像度 | 4K(3840 x 2160ドット) |
液晶方式 | IPS方式 |
色域 | Adobe RGBカバー率 99% |
筆圧感知 | 8192段階 |
でかい!でかすぎる…!そして価格も規格外!
全てを詰め込んだそのスペックは、まさにフラッグシップモデルと言えるでしょう。
メリットとしては、
海外のメーカーではまだこのサイズは登場していないことです。
どでかいキャンバスでダイナミックに描いてみたいという方は、
この機種一択だと思います。
快適に描ける環境さえ用意できれば、まさに至高の液タブです。
最強のスペック以外に興味は無いという方におすすめします!
液タブと一緒にスタンドも導入するべき
液タブは単体だと角度の調整に限りがあり、
ペタッと机に載せた状態からほんの少ししか傾けられません。
そのため、液タブを利用する際は専用のスタンドも導入することをおすすめします。
まずは液タブを単体で使ってみて、使いにくければ購入するのもアリだと思います。
Wacom Cintiq Pro 13/16専用 モバイルスタンド
Wacom Flex Arm(Wacom Cintiq Pro 24/32専用)
おわりに
上記で紹介した液タブの他にも、
OS付きの液タブや板タブなどもあるので、
一度Amazon等のワコムショップにて探してみてください!
ちなみに『ワコム公式ストア』もありますが、
Amazonと比べると割高なのであまりおすすめできません。
(たまにキャンペーン商品もあるので、そういった物を狙うのはアリです)
さらにAmazonでは商品名の先頭に【Amazon.co.jp限定】と付いている液タブの場合、
『アマゾン限定のオリジナル特典(CLIP STUDIO用カスタムブラシデータ)』
が付いてきます!
というわけで液タブを購入する際はAmazonが一番おすすめです!
是非ご検討ください!

ぼーる丸
ワコムの液タブを手に入れて、PCでお絵かきを楽しもう!